多系統萎縮症では、歩きにくさだけでなく、
- 立ち上がるとフラッとする
- トイレが近い、または出にくい
- 便秘が続く
- 汗をかきにくい、または急に出る
といった 自律神経の症状 に悩まれる方が多くいらっしゃいます。
「年齢のせいなのかな」
「病気とは関係ないのでは?」
そう感じている方も少なくありませんが、
これらは 多系統萎縮症でよくみられる症状の一つ です。
多系統萎縮症全体について知りたい方は、
➡ 多系統萎縮症について鍼灸の観点から徹底解説
こちらの記事もあわせてご覧ください。
自律神経とは、どんな働きをしているのでしょうか
自律神経は、私たちが意識しなくても体を整えてくれている神経です。
たとえば、
- 血圧を保つ
- 心臓の動きを調整する
- 排尿や排便をコントロールする
- 体温や発汗を調整する
といった、日常生活を支える基本的な働きを担っています。
多系統萎縮症では、
この自律神経をコントロールしている中枢の働きがうまくいかなくなり、
さまざまな不調が出やすくなります。
立ちくらみ(起立性低血圧)が起こる理由
本来、立ち上がったときには
血圧が下がらないように体が自動で調整します。
多系統萎縮症ではこの調整がうまく働かず、
- 立った瞬間にフラッとする
- 目の前が暗くなる
- しばらく立っていられない
といった症状が起こります。
これは体力や気持ちの問題ではなく、
神経の働きによるものです。
排尿や便秘のトラブルが起こる理由
多系統萎縮症では、
- 尿が出にくい
- 残尿感がある
- 頻尿や尿意切迫がある
- 便秘が続く
といった症状もよくみられます。
排尿や排便は、
複数の神経がタイミングよく働くことで成り立っています。
その調整がうまくいかなくなることで、
こうしたトラブルが起こりやすくなります。
自律神経の症状と日常生活への影響
自律神経の症状そのものが、
直接「歩けなくする」わけではありません。
ただし、
- 立ちくらみが怖くて外出を控える
- 夜間頻尿で眠れず、日中に疲れやすくなる
- 便秘や腹部不快感で動くのがおっくうになる
といった形で、
生活の動きづらさにつながることはあります。
歩きにくさについて詳しく知りたい方は、
➡ 【多系統萎縮症(MSA)の歩行障害】ふらつき・小刻み歩行が進む理由と訪問鍼灸の役割
もあわせてご覧ください。
訪問鍼灸でできるサポートについて
当院では、多系統萎縮症の方に対して、
今の生活が少しでも楽になること を目的に、訪問鍼灸を行っています。
具体的には、
- 立ち上がりやすい体の状態をつくる
- 筋肉の緊張を整え、転びにくい動きを保つ
- 便秘やお腹の張りなど、日常のつらさを軽くする
- ご自宅での動き方や過ごし方を一緒に確認する
といった点を、一つひとつ積み重ねていきます。
症状や進行の程度は人それぞれ違います。
そのため、決まったやり方を当てはめるのではなく、
その方の今の状態や生活環境に合わせて必要なことを行う
それが当院の訪問鍼灸です。
こんなお悩みがあればご相談ください
- 立ちくらみがつらく、外出が不安
- トイレや便秘のことで毎日ストレスを感じている
- 病院の治療は続けているが、生活がしんどい
- 家族の介助が増えてきて、この先が心配
症状の程度や経過に関わらず、
「今の生活を少しでも整えたい」
そう感じていれば、ご相談のタイミングです。
お問い合わせについて
当院では、多系統萎縮症の方が ご自宅で安心して過ごせる時間を増やすこと を大切にしています。
初回は、今困っている症状やこれまでの経過、生活の様子を1時間ほど丁寧にお聞きし、お身体の状況を理解した上で治療を進めていきます。
相談だけでも構いません。
気になることがあれば、お気軽にご連絡ください。
