「寝たきりの家族に、何かできることはないだろうか?」 「痛みやしびれがあっても、通院は難しい」

そんな思いを持つご家族の方へ。

寝たきりの状態でも、鍼灸は安全かつ有効なアプローチとして活用できます。 特に在宅環境では、医療・介護と連携しながら生活の質を支える手段として訪問鍼灸が注目されています。


寝たきり状態でも鍼灸は可能です

身体状況に合わせた安全な施術が可能

寝たきりの方は、ベッドの上で仰臥位・側臥位・半座位など、 日常の姿勢に合わせた体勢で施術が可能です。 無理な体位変換や移動をせず、ご本人の呼吸や表情を確認しながら、安全に行うことができます。

刺さない鍼・お灸も活用できます

皮膚が敏感だったり、抵抗がある場合には、刺さない「接触鍼」や温熱刺激を利用したお灸を使用します。 痛みや刺激が少なく、むしろリラックスする方も多いのが特徴です。


鍼灸がサポートできる主な目的と効果

1. 血行促進と褥瘡(床ずれ)予防の補助

寝たきりの方は血行不良によって、筋肉の緊張や皮膚トラブルを起こしやすくなります。 鍼灸で全身の巡りを良くすることで、拘縮や褥瘡のリスク軽減につながる可能性があります。

2. 関節拘縮や筋緊張の緩和

関節の動きが悪くなると、介助の際の負担が増加します。 筋肉や関節周囲へのアプローチで、体位変換や清拭・オムツ交換時のスムーズな動きにつながります。

3. 胃腸の働きや排泄のサポート

便秘や胃もたれ、食欲不振といった消化機能の低下も多く見られます。 お腹周りの鍼灸で胃腸の動きを活性化させ、排便を促す効果が期待されます。

4. 睡眠・不安・認知機能の安定

不眠や日中の不安感、昼夜逆転などに対し、自律神経のバランスを整える鍼灸は有効です。 特に夜の施術では、心身がリラックスし、睡眠の質が向上したという声も多く聞かれます。


訪問鍼灸の特徴とメリット

  • 自宅のベッド上で、普段通りの姿勢で受けられる
  • ご本人に合わせたペース・刺激量で施術可能
  • 介護者の同席や、気になることの相談もしやすい
  • 医師の同意書があれば保険適用での訪問が可能

介護保険ではカバーできない**“心身を整えるケア”**として、 訪問鍼灸は医療と介護のすき間を埋める役割を果たしています。


訪問鍼灸十番堂の取り組み

  • 港区・渋谷区・目黒区など都内広域に対応
  • ご本人とご家族に寄り添うコミュニケーションを重視
  • 同意書取得サポートや介護者向け説明も可能
  • 定期訪問による生活支援としての継続的ケア

まとめ|「もう何もできない」と思わないために

寝たきりの状態でも、その人らしい時間を取り戻すサポートが鍼灸にはあります。

痛みを減らす、眠れるようになる、呼吸が楽になる、笑顔が増える—— どれも、ほんの小さな変化ですが、ご本人や家族にとってはとても大きな意味を持ちます。

「できることは、まだある」 そう信じて、一緒に向き合っていける存在として、訪問鍼灸をご活用ください。

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